2006年03月19日

春の音楽

Fです。今回は音楽の紹介。
テーマは東京。私が上京したてのころに良く部屋で聴いていた音楽の話をさせていただきます。
難しい説明は省きますが、その当時の私は一文無しで住居も風呂無しアパート(家賃は23,000円!)という状況だったのですが、CDやLPを購入したり、ライブやクラブへは足繁く通ったりと、音楽への投資は惜しんでいませんでした。
そんな生活の中でほぼ毎日聴いていたのが、サニーデイ・サービスの『東京』というアルバム。
サニーデイ・サービスというバンドをご存知無い方に分かりやすく説明すると、既に解散していながら下北沢系のギターロックバンドの中では未だに影響力を持っているバンド。フォーマットはヴォーカル兼ギター、ベース、ドラムというオーソドックスな形態で、曲調はメロディー重視の70年代風の音作り。歌詞はお世辞にも洗練されているとは言い辛く、青臭い言葉の寄せ集め。しかしこのバンドは唯一の宝を持っているんです。それもとびっきりの宝を!
それはヴォーカルの曽我部健一の声。英国には「本当の名優はレストランのメニューを読みあげるだけで、周りの人間を感動させることができる」という諺がありますが(ウソだよ、ないよ)、それに近い感じと言えば魅力が伝わるかな? とにかく尋常ではなく艶っぽい声なんですよ。そして、艶の中に哀愁を少々スパイスとして入れた感じ。当時、私が女だったら「この声で口説かれてみたいなー」とボンヤリと考えていたのですが、TVでのインタビューを見た限りでは地声のほうは��。歌手としての技量が優れていたんですね(笑)。
早い話がこの声のおかげで、上京したばかりで右も左も分からない青年は毎日の生活をそれなりに充実したものに変えることができていたんです。

今回、久々にこのアルバムを段ボールから引っ張り出して聴いてみたのですが、やっぱ良いですよ。
今現在、東京という地で大学等の各種学校に通っている方々や来年の4月に進学のために上京してくる方々に是非とも聴いていただきたいアルバムです。
ちなみに下のジャケットは絵。このイメージの写真が撮りたかったらしいのですが、「東京にはそんな風景はなかったから」という理由で絵にしたらしいです。東横線の車中から見える春先の目黒川の風景は、この絵に負けないくらいにピンクで素敵なんですけどね!。

●前述したようにサニーデイ・サービスは既に解散しているので、簡単なディスコグラフィーは以下参照。
メンバーは曽我部恵一(vo&g)、田中貴(b)、丸山晴茂(dr)。
「若者たち」「東京」「愛と笑いの夜」「サニーデイ・サービス」「24時」「MUGEN」「LOVE ALBUM」という7枚のアルバムを発表後、2000年12月に惜しまれつつ解散。その後、ヴォーカルの曽我部は元ピチカート・ファイブの小西康陽氏が主宰するレディ・メイドからソロアルバムを発表するなど、精力的に活動している模様(思い入れがないのがバレバレだね笑)。
7枚のアルバムは全て良いです。曽我部の歌はどんどんと艶っぽくなっていきましたが、私としては少々無理して、艶っぽさを醸し出そうとしている初期の初々しい歌唱方法に魅力を感じます。


5回目画像
posted by as-inc at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部熱中便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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